こんにちは!藤田諒です!
本日はカラーシュミーレションについての記事になります。
住宅塗装を行うにあたり、皆様悩まれるのが「色」です。
北海道に多いスノーダクト屋根であれば「外側から見えないから、今と似たような色で!」
と、あまり悩まれないお客様が多いですが、外壁の色となると話は変わります!
やはり塗装するのであれば、少しイメージを変えたいというお客様が多いです。
では、どのように色を選ぶか?
まず弊社の基本的な色選びの流れを説明したいと思います。
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①日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳
又はコーキング色見本帳から気になる色を3つ選んで頂きます。
②選んで頂いた色でA4サイズの塗り板サンプルを作成。
③晴れた日の外で色を確認して頂き、決定して頂きます。
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こちらが通常の色選びの流れになります。
しかしなかなか塗り板を見ても仕上がりがイメージしにくい・・・
という場合には、カラーシュミレーションを利用して頂く事が可能です。
実際にカラーシュミレーションをするとこんな感じで比較が出来ます。
仕上がりのイメージがわかりやすいですね^^
しかし注意点があります。。。
パソコン上で見る色と印刷した時の色は変わってしまいます。
印刷するインクや紙、プリンターによって全然違います^^;
なので、、、、
カラーシュミレーションはあくまでも仕上がりのイメージです!!
実際仕上がる色とは異なる事を理解して頂かなければいけません!!
弊社ではそこを理解して頂き、利用して頂いております^^
またA4サイズの塗板で見る色も、全体に塗ると色が違って見える事があります。
更に日当たりによっても見え方が変わります。人によっても見え方が異なります。
なので色選びは少し難しいところではあります^^;
ちなみに色見本帳やコーキング色サンプル帳でも気に入る色が無い場合、
「この色にしたい」という物を用意して頂ければ、そこから色を作る事も可能です。
ただこの際にも注意して頂かなければいけないのが、携帯等で撮影した画像の物だと
カメラによって映り方が違いますし、携帯の液晶によっても見え方が違うので、
ご希望の色を作れない可能性があるという事をご理解下さい。
以上、色選びとカラーシュミレーションのお話でした。参考になれば幸いです。
最後に色選びでよくある質問についてのお話。
「お勧めの色ってありますか?」という質問です!
答えで言うとあります。が、あくまでも塗装屋目線です。
基本的に塗料は「退色」と言って、年数が経つにつれて色褪せてきます。
艶もだんだんと無くなってきますし、汚れもついてきます。これは避けられません。
現在光触媒の塗料で長期間汚れが付きにくいものもありますが、いつかは汚れます。
そこで塗装屋がお勧めするとしたらどんな色だと思いますか?
それは色褪せが目立ちにくく、汚れが目立ちにくい色です。
具体的に言うと、色が濃くも薄くも無い。無難な色です。(笑)
ベージュやグレー系が多いです。
退色は色が塗料の色が濃ければ濃い程、目立ちます。
紫外線が当たりやすい南面からまず真っ先に退色が始まり、
南面のみ他の面と比べて薄くなるので目立ちます。
汚れは白に近ければ近い程目立ちます。
なので、無難な濃くも薄くもない色をお勧めします。(笑)
更にお客様に説明すると驚かれるのですが、色によって塗料の値段が違います^^;
色は大雑把に分けると淡彩色、中彩色、濃彩色に分類されます。
更に赤、黄、青、緑が多く含まれている色も分類されます。
淡彩<中彩<濃彩<濃彩<(赤、オレンジ、黄等)
基本的に見積もり書では中彩色までの色で考えて金額を算出しています。
濃彩色赤やオレンジ等になると塗料によっては金額が2倍近くになる事もあります^^;
その場合は追加で金額が掛かる事もあります。
しかしこのような値段が上がってしまう濃い色、赤、オレンジ、青、黄、緑は
色褪せが目立ちやすい色になります。
塗装屋としてはお金を掛けてまであまりお勧めしたくはない色です。
どうしてもこの色が良いという場合は行っておりますが、予め退色が目立ちやすい色
という事を説明させて頂いてから施工しております。
あとから失敗した・・・と思って欲しくはないですからね^^
以上よくある質問の答えでした!参考になりましたでしょうか??
本日の記事は以上です!それでは失礼致します^^
※カラーシュミレーションは、契約後の色選びの段階で無料で行わせて頂いております。
見積もり段階では行っておりません。
カラーシュミレーション枚数が多い場合、別途料金が発生する事があります。