こんにちは! 山下です。
今回は【ラジカル塗料】について書いていきます。
最近ではお客様から
「ラジカル塗料で見積して下さい」
というお声も頂きますので、
参考になればと思います。
①ラジカルの意味とは?
②ラジカル塗料の耐久性は?
このあたりをまとめてみたいと思います。
(ラジカル塗料の例:SK化研 エスケープレミアムシリコン)
①ラジカルの意味とは?
塗料(塗膜)は紫外線・水などの影響で
塗膜の中にラジカルというものが発生し、
このラジカルが樹脂結合を破壊する事で塗膜劣化の原因となります。
ラジカル発生原因のひとつには顔料があり、
(正確には顔料に含まれる無機酸化物というものみたいですが、難しい事は置いときましょう・・・)
塗料には必須の物ですので顔料をなくすわけにはいきません。
そこでこのラジカルを封じ込めようというのがラジカル塗料です。
つまりラジカル塗料=ラジカル抑制(制御)塗料と考えるとわかりやすいです。
ラジカルを抑制する事で塗膜の耐久年数を伸ばすことが出来るのです。
②ラジカル塗料の耐久性は?
ネットで塗料の種類を調べていると、
アクリル<ウレタン<シリコン<フッ素<無機
こんな耐久性を表すものを目にする事があると思います。
ではラジカルはどこに入るの?という疑問ですが、
先ほどの表は樹脂の耐久性を表すものであり、
ラジカルとは樹脂の種類ではありません。
シリコン・無機など、それぞれにラジカル塗料がある為、
シリコンのラジカル塗料。
無機のラジカル塗料。
というのが正しいです。
一般的に同じ樹脂の場合はラジカル塗料の方が耐久性は高くなります。
※塗料には1液と2液、水性・弱溶剤などの種類もある為、
ラジカルかどうかだけで判断はできません。
塗料についてはこちらもご参考下さい!
↓お役立ちコンテンツ
https://www.sapporo-tosouya.com/question.php
ご参考になったでしょうか?
詳細はお見積りに伺った際にお尋ねください。
今回は以上です!